WordPressサイトをGitで管理する際に、過去のデータをGitHubにアップロードせずに、今後の変更からGitで管理する方法について説明します。このプロセスは、新しいGitリポジトリを初期化し、現在の状態から管理を開始することで実現できます。
ステップ 1: Gitリポジトリの初期化
初期化
- サーバー上またはローカルのWordpressプロジェクトのルートディレクトリに移動します。
- 既に
.git
ディレクトリが存在する場合は、過去のGit履歴を削除します(必要に応じてバックアップを取ってください)。 - ターミナルで以下のコマンドを実行して、新しいGitリポジトリを初期化します。
git init
ステップ 2: 必要なファイルをGitで管理
.gitignore
ファイルを作成し、バージョン管理から除外するファイルやディレクトリを指定します。例えば、wp-config.php
,wp-content/uploads
などです。- 必要なファイルとディレクトリをGitに追加します。
git add .
- 最初のコミットを作成します。
git commit -m "Initial commit"
ステップ 3: GitHubにリポジトリをプッシュ
- GitHubで新しいリポジトリを作成します。
- ローカルリポジトリにGitHubのリポジトリをリモートとして追加します。
git remote add origin [リモートリポジトリURL]
- 変更をGitHubにプッシュします。
git push -u origin master
注意点
- 大きなファイルや機密情報を含むファイルは
.gitignore
に追加してGitの追跡対象外にしてください。 - WordPressのコアファイルやプラグイン、テーマの更新は、GitではなくWordPressの管理画面から行うことが一般的です。Gitはカスタムテーマやプラグイン、設定ファイルなどのバージョン管理に使用します。
この方法で、過去のデータをGitHubにアップロードすることなく、現在の状態からWordpressサイトの変更をGitで管理することができます。
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